"良い"チームを作る方法を4ステップに分けて解説
初めてリーダーになったけど、どうやってチームを運営していこう。
チームがうまく機能していない…建て直したいがどうしたらいいだろう。
こんな悩みをもつ方にアクションヒントを書いていきます。
- ”良い”チームを作るのは実は簡単!?
- ステップ①あなたの“良い”チームの理想の状態をイメージする。
- ステップ②理想の“良い”チームを100点として、現状のチームの状態は何点か数値化する。
- ステップ③現状のチームから理想の”良い”チームに近づけていくためのアクションを考える。
- ④“良い”チーム作りでうまくいったアクションは「決まりごと」にする。
- ”良い”チームを作る方法まとめ
”良い”チームを作るのは実は簡単!?
会社内での組織というのは、いろんなレベルがありますよね。
グループ、部、課、係など、大きいものから小さなものまであります。
「チーム」はまだ比較的小さい単位の組織です。
会社の規模によってチームの概念も違いますが、だいたい3人~10人程度がチームの人数としては一般的かと思われます。
小さな組織とはいえ、複数の人がお互いにかかわりあって仕事をしています。
仕事をするうえで「チームの雰囲気を大事にする」「人間関係は仕事のモチベーションに直結する」ものですので、リーダーのチームの運営の仕方しだいで成績は大きく変わってくるでしょう。
新しくリーダーになる方にとっては、本人ももちろん緊張だったりプレッシャーを感じるでしょうし、新しいリーダーが着任することによる周りからの期待もあります。
また、もし今チーム運営がうまくいってなかったとしても、建て直す手段もあります。安心してください。大丈夫です。
そして、先ほど書きましたが、チームは会社組織の中ではまだ小さい単位です。働く人数も多くないケースが多いです。
人数が少ないということは、”良い”チームは作りやすいということです。
では、ここから“良い”チームを作る方法について4つのステップにわけて解説していきます。
ステップ①あなたの“良い”チームの理想の状態をイメージする。
この記事では、"良い"チームとひとくくりに書いていますが、その"良い"という部分は人によってまったく違います。
あなたにとっての“良い”チームというのは、どんなチームでしょうか?
"良い"チームの具体的な条件をあげて、イメージをしてみましょう。
たとえば…
・チーム一丸となって進んでいる状態でしょうか?
・とにかくワイワイ楽しい感じが“良い”チームでしょうか?
・メンバーがお互いに信頼しあっている雰囲気が良いでしょうか?
・しっかりと連絡事項が伝わっていて「言った・言わない」が発生しないことは条件になりますか?
・風通しのいい意見の言い合える状態がベターでしょうか?
・働くメンバー同士がサポートしあえるようなチームでしょうか?
いくつか“良い”チームの具体的な例を書いてきました。
どれかひとつだけ!というわけではなく、ひとつのチームにもいろいろな要素があります。
ですので、まずは"良い"チームの要素をできる限りあげてみましょう。
この“良い”は人によって違いますし、業界や企業、働く人によっても違います。
ですので、これが正解!というものは特にありません。あなたがどんな“良い”チームを運営していきたいのか。そんな風に気楽に考えてみてください。
これができたところで、2つめのステップに進んでいきます。
ステップ②理想の“良い”チームを100点として、現状のチームの状態は何点か数値化する。
ステップ①であなたの“良い”チームを具体的にイメージをしてきました。そのイメージを100点と仮定しましょう。その100点に向かってチームを運営していけばいいのですが、今のチームは何点でしょうか?それを数値化してみましょう。
「0点!」と答えるストイックな方は稀だと思いますが…いかがでしょうか?笑
※もちろん0点でも大丈夫です。改善できるアクションがたくさんあるというだけです。
たとえば、現状が60点と浮かんできたら、次のように考えてみてください。
「この60点の部分はどんなところができているんだろう?」
・チームのまとまりは、ある方だよな。
・新卒の子の育成はメンターが頑張ってるね。
・目標達成への意欲は、みんなあるな。
などです。
こうやって今のチームの「できているところ」「達成できていること」など、現状のチームの“良い”ところをあげていきましょう。
ステップ③現状のチームから理想の”良い”チームに近づけていくためのアクションを考える。
ステップ②で現状のチームが何点かを考えました。現状のチームが60点だとしたら、改善すべきはあと40点の部分です。
ステップ③では改善していくためのアクションを考えていきます。
60点からから一気に100点を目指すわけではありません。まずは60点から70点にするには、どんなことができるだろうか?の視点で考えてみましょう。
それができたら、70点から80点と順を追って改善していきます。
さあ、では、あなたの“良い”チームの70点はどんなチームでしょうか?
たとえば、70点のチームだったら、「お互いの仕事をもう少しフォローできている」。
こう考えたとしましょう。
だとしたら、あなたが思った「お互いの仕事をもう少しフォローできている」状態を作るにはどうしたらいいんだろう?と方法をイメージしてみてください。
・ミーティングなどで進捗を報告できるタイミングをつくろう。
・毎月月末に業務量を見える化し、メンバー間の業務調整を行おう。
などです。
こういったことトライ&エラーを繰り返していると、うまくいったこと・うまくいかなかったことが出てきます。
うまくいったことは、ステップ④に進みます。
うまくいかなかったことは、改めて方法を変えてみる、又はやめるのどちらかです。
④“良い”チーム作りでうまくいったアクションは「決まりごと」にする。
ステップ③でうまくいったことは、おそらく一緒に働くメンバーにも受け入れやすいものになるでしょう。そこで、チーム作りをするための「決まりごと」としてガイドライン化していきます。
その際は、
ただ、ここで注意したいのは一緒に働くメンバーをがんじがらめにしてしまうような細かいルールやマニュアルでは逆効果になるということです。あくまで、働きやすいチームを作るというスタンスでのガイドラインとしていきましょう。
”良い”チームを作る方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、あなたが“良い”と思う理想のチーム運営をしていくための方法について書いてきましたが、"良い"チームを作っていくうえで一人だけで抱え込むのは、実はNGです。
独りよがりのチーム運営にならないように、周りで一緒に働く人とコミュニケーションをとり、巻き込みながらひとつひとつ積み上げていきましょう。
そして、そこで働くみんなの理想の“良い”チームを作っていってください!
応援しています!